私が、不動産及び国際税務に携わるきっかけとなったのは、不動産や不良債権の投資ファンドの税務を引き受けるようになってからです。リーマンショック前までは、
SPC設立 ⇒ ノンリコースローン ⇒ 投資用不動産の購入
というスキームが花盛りで、外資系のファンドがこぞって日本に法人を設立し、日本の不動産に投資を行いました。
現在は、外資の勢いも以前ほどではなくなり、金融機関もノンリコースローンをほとんど実行しなくなってしまっいましたので、SPCビジネス市場はかなり縮小してしまいました。それでも一度デフォルトの発生したSPCの物件が細々と売買されたり、債務整理のために担保付の不良債権が取引されたり、まったく火が消えたわけではありません。投資ファンドスキームには、今でも利用するメリットがいくつかあります。
そこで、当ブログにおいて、不動産などの投資において多用されるファンドのスキームについて解説する章を設けさせていただきました。
【投資ファンドビジネスについて の記事一覧】
● 投資ファンドを組成するメリット
● ファンド投資家の会計処理
● 外国人が日本の資産を所有した際に課せられる相続税
<<< 「ブログの目次」 へ戻る
【関連する記事】