2012年10月30日

専門職であるということ


 私は、公認会計士と税理士という2つの資格を持っています。両方とも専門職であり、いわゆる「士(さむらい)業」と呼ばれています。
 専門職の例としては、医者、弁護士、会計士、不動産鑑定士、一級建築士などが挙げられるでしょう。専門職は、その名の通り専門的な技量、知識を駆使する仕事です。ここで陥りやすいのは、専門的な知識を探求するのに固執し過ぎたり、資格に守られていることに胡坐をかいて、人としての生き方が偏ってしまうことです。

 医者は、医療行為を通じて、人の人生そのものと関わります。

 弁護士は法律的な紛争を通じて人の人生もしくは会社の社運そのものと向き合います。

 公認会計士はどうでしょうか。

 いわゆる会計の専門知識、税金の専門知識があればそれでいいと言うわけではありません。また、会計事務所は、単に伝票の記帳をして申告書を書けば用が済む、というものではなりません。

 私どもは、企業の在り方そのものに深く関わる職業であります。

 一部の上場会社を除き、企業はその経営者の人生そのものを体現している場合がほとんどです。その経営者の哲学、人生観が如実に企業に現れます。経営者の夢そのものであったり、社会との関わり方そのものであったりします。

 私も、今までにいろいろなケースを見てきましたし、最近は成長していく会社と成長の止まる会社で何が違うかもわかるようになって参りました。

 また、いろいろな方々の人生に関わり、微力ながらその手助けをできる職業についたことの素晴らしさを、年を重ねるごとに実感できるようになっております。


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posted by ふみふみ at 11:19| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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