私が小学校低学年のときに、ランボルギーニー、ボルシェ、フェラーリなど、いわゆる「スーパーカー」がブームになって、皆消しゴムやらカードやらを集めたものです。そういう我々が大人になって「車好き男子」に成長し、憧れの高級外車購入検討するケースがしばしば見受けられます。高級外車に興味のない人から見ると単なる無駄遣いにも見えますが、実際に買っている方の話を聞くと、節税対策として利用しているようです。以下は、私のクライアントではないのですが、とある地方の独立事業主の方がセミナーでおっしゃっていた節税対策です。
第1段階:事業法人で高級外車を購入
法人で減価償却費を計上
第2段階:減価償却が終了した時点で代表者個人に売却
代表者は半年か1年ぐらい「通勤用」として使用する
(業務用やレジャー用ではないという体裁を整えることが肝心)
第3段階:ほとぼりが冷めたら個人が車両を売却(通勤用車両は譲渡益が非課税!)
個人が獲得した売却代金を法人に貸付け(法人は個人から借入)、
その資金で法人で次の高級外車を購入!
その後は同じサイクルを繰り返すことにより、車の購入代の支出は1回分だけで、車の乗り換えはできるし、減価償却費を繰り返し計上出来るとか。たまたまこの話をしてくれた方は、これで税務調査は通ったらしいのですが、高級外車が果たして「通勤用」と言えるのかどうか。今回は通ったとしても、2回3回繰り返すとさすがに次の税務調査で「御用」になりそうな気が。。。
参考になるインターネットサイト
国税庁 http://www.nta.go.jp/taxanswer/joto/3105.htm
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